記憶の中のフィンランド

フィンランド留学時代の記憶を元に。アフィリエイトでガッポガポ作戦。

”結果的ベジタリアン”は北欧で生まれる??

お世話になります。

うう。しまああです。

 

 

ベジタリアンという人たちがいる。一口にベジタリアンと言っても、チーズは食べれるとか、卵は食べれるとか、動物を殺さないなら大丈夫とか、自然の動物なら食べれるとか、魚は食べられるとか、苦しんでいない動物なら食べられるとか、個人個人でなんだかいっぱいルールがある。

 

ベジタリアンっぽい写真探していたら見つけた。食べ物で遊んでた。
お行儀悪いです。ごめんなさい。

 

よく考えれば、日本もほんの少し前まで、かなりベジタリアン寄りの食事をしていたよなあ、なんて思った。仏教的に、4本足の動物を食べてはいけなかったので、鳥以外の肉はほとんど食べていなかったはず。ちょっと上の世代(まあまあ上の世代?)と話すと、子供の頃のタンパク源は豆腐とか蒲鉾だったよって言う人もいたし。

 

今じゃ、その陰も感じないくらい、豚肉とか牛肉を普通に食べてる。そう考えると、ここ数十年で、日本人の生活も変わったんだろうなあ、と思ってしまう。

 

じゃあ、外国人に日本を紹介するとしたら、どんな日本を紹介すればいいのだろう?とか無駄に考えることがある。まあ、好きにすればいいのだけれど。

 

ベジタリアン関係ないけど、「ハーブを食べよう週間」の時の食堂の写真

ベジベジしている私の食事

 

フィンランドに留学した時は、大学の食堂で、ベジタリアンに配慮した食事表示や、Vegan用の食事が用意されていることに驚いた。そして、一緒に留学した各国の留学生のベジタリアンの種類の多さにまた驚いた。

 

ベジタリアンとかVegan(ストイックなベジタリアン)の人たちと話したけど、ほとんど何を言っているのかわからなかった。チーズはだめとか、卵は大丈夫とかなら、百歩譲ったらわからなくもない。でも「他の肉はダメだけど、トナカイは食べれるよ」などと言われると、千歩譲ってもわからない。頭の中が疑問符だらけである。

 

私は野生動物は獲られた時点で肉であり、家畜は生まれた時点で肉だと思ってる。だから、肉である以上、食べないのもどうなんだろう、と思ってしまう。でも、西洋人は自分の意見を表明するために、個人単位で不買運動を行ってしまうから、食べる食べないは、彼らにとって、大きな意思表示の手段なのだ(そういう意思表示をしようとする姿勢自体は民主主義的だなと思うから好き)。

 

まあ、本人たちのベジタリアンとしての理屈を聞いたりしたけど、動物を苦しめたくないとかいう理論は、植物だって殺してるじゃん、って思ってしまうし、植物も”痛み”を感じてるかもよ、とも感じてしまうせいで、私には全然響かなかった。

 

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今の日本の学食は、そんなベジタリアン向けの配慮をしていないから、この人たちが日本に留学したら、Veganを続けるのは難しいだろうなあ、くらいに思っていた。

 

あ、でも東京はもうそういうのが進んでいるのか??

今の東京は外国だからな。東京はここ10年くらいで完全に外国になった。

 

 

 

 

 

フィンランドの学食で一番驚いたのが、食べ残しを捨てる場所があることだ。食べ残しが前提とされている感じが少し嫌だった。だって、フィンランドの学食はバイキング形式なので、自分で食べたい量を取れるのだ。自分の食べられる量くらい把握しておけよ、と思ってしまう。ところが、彼らは、思ったより食べれなかった、とか、思った味と違ったという理由で、平気で食べ物を残すのだ。留学生もそれを平気で受け入れていた感じがしたので、ヨーロッパだと結構あるのかな、と思ったりした。

 

しかも、ベジタリアンVeganも平気で食べ物を残すのだ。いや、環境に良くないから、とか、動物を苦しめたいとか言う前に、食べ物無駄にするなよ、と思ってしまった。

 

そのイメージのせいで、私の中で、宗教を理由としないベジタリアンとかVeganはイメージが良くない。

 

私のそういうところは、”日本人らしい”なと思うけど、私は自分のそういう日本人らしさは嫌いじゃない。

 

 

 

ただ、”結果的ベジタリアン”の人に関しては、ベジタリアンの中で唯一、得心がいった。

 

私のKummi student(留学生をサポートしてくれるフィンランドの学生)と、留学期間終了後にスウェーデンで会ったときの話。

 

ストックホルムの大学だったと思う。冬だから暗い

 

ベジタリアンではなかったはずの彼がVeganの食事を選んでいたので、

ベジタリアンになったの?」

と聞いてみた。

 

「いや、ベジタリアンになったわけではないんだけど...」

話を聞くと、その人の彼女がベジタリアンだそうで、それに合わせて自分も彼女と同じ食事を取っていたらしい。そうしていると、ベジタリアンのご飯が、普通のご飯より、ひと工夫手を加えてあるために、普通の北欧のご飯より美味しいことに気がついたらしい。今もベジタリアンというわけではないが、結果的にベジタリアンの食べ物を選ぶようになったという。

 

あれ?

 

確かに日本のお坊さんが食べるという精進料理もひとひねり凝っていて、美味しいものが結構ある。あれは試す価値のあるものだし、私も好きだ。だけど、他にも美味しいものはたくさんある気がする。

 

あれ?

これはつまり...

北欧の普段のご飯は現地の人にとっても...

 

 

うん。私はたくさん食べてたよ。

 

 

 

それでは〜。uuuu!!! simaaaaaa!!!