記憶の中のフィンランド

フィンランド留学時代の記憶を元に。アフィリエイトでガッポガポ作戦。

初めての単独海外旅行②

お世話になります。

うううううしまああああです。

 

uuuuu-simaaaa.hatenablog.com

 

 

 

臆病にして大胆。

繊細にして大雑把。

几帳面にしてずぼら。

ポンコツにしてポンコツ

 

 

ええ。ええ。私のことであります。

いっぱいの矛盾とポンコツに満ちた、人間オブ人間であります。

そして、ポンコツ界では、才能に溢れていると専らの評判であります。

 

 

そんな愛らしい気質の私は、、、

 

 

 

 

 

 

 

初の単独海外旅行に大いにビビっていた。

だって、海外怖いもん。

 

 

え、怖くない?? 超怖いよ。

 

 

フィンランドはもはや自分の国だからいいけど、一歩フィンランドを出たら、どんな危険があるやもしれない。財布を落としても見つかる国フィンランドで、のほほんと海外生活を送っていた私にとって、フィンランド以外の外国はまるで人外魔境のように見えていた(今のフィンランドの治安は知らないけど)。

 

 

だから、初の海外旅行(単独)はできるだけ安全な国に行こうと心に決めていた。

私は、ルームメイトのイタリア人がOuluに来た日に、財布をカバンとスーツケースで3箇所くらいに分けて運んでいたのを、実際に見てよく覚えていた。つまり、現地民にとってのヨーロッパは、そういう場所なのだ。あの瞬間、「ヨーロッパは危険!」という事前知識が現実のものとして私の頭に刻まれてしまった。少なくとも、あのネット界隈で著名なネタ危険国家グンマーより、憧憬の地ヨーロッパの方が圧倒的に危険な場所であるのは間違いない。

 

 

とにかく、安全な国を選択してやろう。

物価が高ければ安全度合いは格段に上がる。北欧諸国は治安がいいことで有名である。その点、ノルウェーは安全要素の塊みたいな国だった。

 

その上、フィヨルドを有しているのである。

 

数多の危険に溢れた海外に自分を馴致させるために、ノルウェーこそベスト・オブ・ベスト・カントリーで間違いない。

むしろ行かない理由なくない?

 

これ以上の代替案は思いつかなかった。私はノルウェーに行く。ベルゲンに行って、次の海外旅行に行くための精神状態を醸成するのだ。

 

私はそう何度も心の中で唱えることで、異国へのドキドキ感を抑えることに尽力していた。

 

 

日本のセブンイレブンがある!と当時は思っていた



 

 

 

というわけで、私はBergenに降り立った。実際、実にドキドキの連続であった。

道中、9:05にHelsinki出発の便がStockholm Arlamdaに9:05に到着という鬼(?)スケジュールに心臓をバックバクさせながら、飛行機を乗るという事態もあった。

 

どうも当時のメモを見ると、9:05に出て、9:05に着く現象を、私はnorwegianのシステム上のトラブルだと思ったらしい。ただ、基本スケジュールというものを確認しない私は、乗る直前になって、焦り始めた。だって、次のBergen行き飛行機10:30発なんだもの。9:05に出て、9:05着だと書かれていたら、フライトにどれくらいの時間がかかるのか、見当もつかない。まじモンのマジで、ヒヤヒヤしかしない。

 

ええい、ままよ!と飛行機に乗って、Arlandaに着いた時間は10時くらい。飛行機を降りると、その降りたゲートがそのままBergen行きのゲートになっていることに気がついた。

 

Arlanda Airportだと思う

 

それなのに。

周りから聞こえる言葉は明らかにフランス語ばかり。

しかも、飛行機の行き先はNice行き。

 

あれれ?

と思って、空港の時計を見ると、9時過ぎを差していた。

 

そこで、ポンコツう〜しま〜は初めて時差の概念に気がついた。スウェーデンフィンランドという近い国で時刻が違うなんて思ってもみなかったのだ。

 

私は腕時計を確認するも、私の腕時計は日本を出た時から、日本の時刻を変わらずに刻み続けている。フィリアス・フォッグの下男、パスパルトゥーをリスペクトした行為であるが、これではスウェーデンとの時差があるかどうかわかるわけもない。ケータイをwifiに繋いだところで、時刻が更新され、ケータイの時刻がスウェーデン時間を示したところで、私はようやく安堵した。

 

焦りの原因がなくなった私は、「まあ、時差だってことくらいわかっていたから、全然焦ってなんていなかったけどね」なんて過去の記憶を改竄してから、空港のおみやげ屋さん巡りを始めた。

 

まあ、なんてそんなことがBergenに行く途中であったのだ。

 

 

話を戻そう。

 

シャープなシェープのハイカラ・トラッシュボックス

 

なんとか無事にBergenの空港に辿り着けた私は、空港のwifiを使って街への行き方を調べた。それっぽいバスに乗ると、バスの車窓から桜っぽい木に桜っぽい花が咲いているのが見えた。ここには、Ouluにはまだ来ていない春があった。異国の風を感じるぜ。

 

桜っぽい木に桜っぽい花が咲いてる

 

(当時の私は、ノルウェーという寒そうな地域にOuluにはない春が既に到来していたことにめちゃくちゃ驚いていたようだ)

 

バスに揺られて

 

バスに揺られること、いい感じに時間が過ぎて。

ついに私は、Bergenの街に到着した。

 

海外には少年の心を忘れない半ズボン男が必ずいる

 

変な足の組み方している石像



 

 

 

おお〜。

 

 

 

おお〜。

 

 

 

おお〜。

 

 

 

 

 

すげ〜。

 

 

Bergenが誇る世界遺産Bryggen

見て。この風景。

 

 

すげ〜。

 

 

 

 

 

 

 

うん。ここは後日散策しよう。

 

 

私はwifi環境を求めて、まずは観光案内所に向かった。

観光案内所には、海産物コーナー(市場?)が併設されていた。

 

 

日本で見たり見なかったりラジバンダリな海産物

 

素晴らしい。

新鮮で、美味しそうな”観賞用”の海産物が並んでいるぞ。

 

 

え? 観賞用では無いって?

いやいや、北欧圏、特にノルウェーでは、海産物は主に目で見て楽しむものですよ。

私の財布なんて、海産物を買えばすぐに空っぽ。だから、ノルウェーでは海産物はその一切が鑑賞専用の展示物として扱われるのだ。

 

 

カニっぽい雰囲気をお持ちのエビさん

このエビなんて、カニと伊勢エビを足したような値段になるに決まってる。

知らんけど。

 

 

 

 

 

ところで、フィヨルドはどうなったって??

なぜか、まだ出てこないね。不思議だなー。

 

 

 

続く。