お世話になります。
うう。しまああです。
€120.25。
この値段が何の値段かわかるだろうか。
私が行った当時の、私が泊まったホテルの、2-3月のRovaniemi2泊分の値段だ。うん、わかるわけがない。
当時の私は、宿代が高すぎて、冬のRivaniemiで野宿するべきか本気で悩んだ。
合計たった3泊の旅行で€120も宿代に取られるのは、気持ち的に地獄だった。
雪壕を掘れば、冬のロヴァニエミとはいえ、中の温度は0℃に保たれるので、二日くらいなら難なく生き残れるはずだ。1日は知人宅に泊まるのが決まっていたから、何とかなるのは間違いなかった。
ただ、超超親しい訳でもない、知人の家に泊まるのに、体を清潔にしていないのは少し悪い気がした。
仕方がない。大枚はたいて、ホテルに泊まろう。
血の涙を流しながら、私はそう決断した。
ホテルでサウナでガンガン水をかけてやる!
血の涙を流しながら、私はそう決意した。
ちなみに、バス代は学生なので、数日前に取っても往復€26.9だった。
バスは仕方がない。他に移動手段がないし、移動はお金がかかるものだ。もっと早く取れば、もっと安く乗れるのだけれど。
もうすでに一度行っているので、Rovaniemiに行く目的も特になかったが、一度知り合った人ともう一度会っておくか、と言う軽いノリで行くことにした。大学のスキー(スポーツ)休暇の時期だったと思う。
なので、特に書くこともない。
まあ適当にRovaniemiの紹介でもしておこう。
Rovaniemiはフィンランドの北方ではOuluに次いで2番目に大きな都市だ。
私が思うに、人がRovaniemiに興味を持つのは、フィンランド語を勉強するときだろう。
「〇〇へ行く」というときのフィンランド語の格変化は、
Helsinkiin
Ouluun
なのに、Rovaniemiだけ、
Rovaniemelle
と変化する。全くもって不思議な都市である。
あと、Rovaniemi訛りというのもある。
わかりやすいのは一人称。
標準フィンランド語がMinäなのに対し、Rovaniemiの一人称はMieである。
Rovaniemi出身のAntti TuiskuもMieユーザー。
Rovaniemiの場所は、Ouluから
- チャリで2日くらい(う〜しま〜実測。ただし冬は無理)
- バスで3時間半くらい
- 電車で移動したことはない
の位置にある。チャリで2日なので、距離にして、Ouluから200kmちょいくらいだろう。
Rovaniemiは北極圏の境目あたりなので、緯度にすると北緯66度33分にかなり近いところに位置する。フィンランドは国の形が踊る女性に例えられるけど、Ouluは腰、Rovaniemiは脇腹の位置である。脇腹はRovaniemiで覚えてほしい。
この説明は説明として大丈夫なのだろうか。
ま、いっか。
Rovaniemiは、かつて破産したサンタ村があるおかげで、観光客がわんさか来る。サンタ村はRovaniemiのkeskusta(中心街)から歩いて2時間くらいの距離である。
私もかつては、サンタに会えることを楽しみにしていたが、Rvaniemiのサンタ村のサンタに「そんなの関係ねえ!」と言われた瞬間なんだか萎えた。あそこにいるのは、絶対ニセモノのサンタだ。私の信じるサンタはKorvatunturiにいるのだ。ホンモノがわざわざ下界に降りてくるわけがない。
ちなみに、Korvatunturiはサンタが修行している(?)山である。
サンタって見た目が仙人だから、私はサンタが山で修行していると勝手に思っているけど、本当は何しているのか良く知らない。
Rovaniemiには、昔、世界最北端のマクドがあったが、今はロシアのマクド(あれ?戦争でマクド撤退したのか?)のせいで、最北端ではなくなったはず。調べてみて。
私のようなお金のない観光客は、サンタ村まで散歩して、絵葉書を友達や親戚に送って、keskusta(街)に帰ってくると綺麗な橋を見てぼーっとして、裏山に登って森を眺めて、雪の上を「あ〜れ〜」とか言いながらゴロゴロ転がりながら降りて、ホテルに戻って一日を終える。食事はスーパーで買ったりして済ませる。
まあ、寒いけど、これはこれで楽しい。
あとは、サウナでしゅうしゅうlöylyを浴びるだけである。
ホテルのサウナが大きすぎて、もっと小さいサウナがよかったなと心の中で文句を言って寝た。
これが、友達と会う前の、冬のRovaniemiの思い出。
それでは〜。uuuu!! simaaaa!!