記憶の中のフィンランド

フィンランド留学時代の記憶を元に。アフィリエイトでガッポガポ作戦。

野外実習 Talviekologia ja -fysiologia Oulangassa

お世話になります。

うう。しまああです。

 

 

最近の投稿を見直していたら、留学というより、海外生活の話が多い気がした。まあ、留学の大部分はただの日常生活なんだけど、一応このブログのメインターゲットは、フィンランドに留学したいと考えている人のつもりである。

 

なので、少しは真面目に留学していた姿を見せねばなるまい。とはいえ、文字やらグラフやらが並んでいても、他の分野の方々は面白いと感じないだろう、と思ったので、野外実習の授業の様子を写真で紹介しようと思い立った。

 

 

 

足跡①


というわけで、これはなんの足跡でしょう?

あ、正面真ん中から真っ直ぐ奥に続いている足跡ね。

 

足跡①の答えはhirvi ヘラジカ(moose / elk)。

ズボズボと雪に深い穴が空いているのが続いていたら、ヘラジカだと思って大丈夫。

 

 

足跡②

これはなんの足跡でしょう?

見えないか。足跡がT字になっているんだけど。

 

じゃじゃん。

足跡②の答えはmetsäjänisユキウサギ(mountain hare)。この足跡のT字が特徴。

 

 

足跡③

これはなんの足跡でしょう?

 

足跡③の答えは忘れた。キツネかオオカミ。

犬系(キツネはイヌ科)は足跡が真っ直ぐに並ぶはず。写真だとよくわからん。どっちだったっけ?

 

 

Oulun yliopisto(オウル大学)はOulankaにResearch station(研究施設)を持っている。OulankaはOuluから北東に300km弱のところにある国立公園。この研究施設からロシアの国境まで、十数kmしかない。だから、ここに行くと、迷って間違えてロシアに入ってはダメだよ、と冗談半分で注意を受ける。

 

 

oulankaにはバスで行った。

Oulu - Oulanka間はバスで3時間くらい

Oulankaには残念ながら、自転車では行ったことない。2-3日見ておけば着くと思うけど、例の如く、冬に挑戦するのはやめておくべきだと思う。

 

 

妹尾河童の本に出てきそうな部屋

部屋は妹尾河童の『河童が覗いたヨーロッパ』に出てきそうな部屋。ルーマニア人と2人部屋だった。屋根裏部屋感があって、なんだか興奮する。

 

シーツlinenは自分で持参すること。

基本的には、アパートのシーツは取り放題なので、拝借すれば大丈夫。

 

 

 

真面目に講義を受ける

授業は屋外で実物を見ながら行う。

実物を見ながらだと、頭に残りやすいので、とても効率が良い。でも、不思議なことに、これが何の説明だったのか、私の頭には全然残っていない。

 

 

こんな風に、スキー板を履いて、森の中で授業をしたりもする。

forest skiingで、森の中をスキーで歩きながら、授業する。

山スキー用の板みたいに、踵が持ち上がるタイプのスキーだ。

 

ちなみに。

フィンランドの軍隊では、スキーで重いバッグを背負って森の中を歩く訓練もあるらしい。

 

 

これで、始めの方は、動物の足跡の見方を教わった。

動物の足跡を見ていると、その動物の存在が近くにある感じがして最初はワクワクしていた。だが、少しすると、一匹も動物を見れていないことに気がついて悲しくなった。後からよく考えれば、人間が音を立てて、森の中を歩くのだから、人間が近くに来る前に逃げるに決まっている。足跡の場所に着く頃には、見えなくて当然である。

 

雪が不自然に凹んでいるところには、動物の糞がある

 

森の中で置いてかれそうになることも............ないか

 

空が青と白の縞々

 

フィンランドにいた時は、こんな風に、私も授業に真剣に取り組んでいた。

ただ、森の中をスキーで歩くことにいっとう真剣に取り組みすぎたせいか、内容はほとんど覚えていない。

 

 

でもまあ、自分の中に何かは残った気がする。

私は満足である。

 

 

それでは〜。uuu!! simaaa!!