お世話になります。
うう。しまああです。
オウル大学に留学すると、最初に交換留学生向けのオリエンテーションがある。
私の時は2人の先生っぽい人たちが、一番前の机に座りながら寛いだ感じで、オウル大学の学生生活について語っていた。留学生は説明というより、2人の会話を聞きながら、留学生活に対する理解をしていく、という感じだった。
そういえば、外国人の先生は机に座って説明したりするなあ、と思った。説明する時には、机の方が高さ的にいいし、立って説明するより楽だ。そう考えると、日本の先生も机に座っていいと思うんだけど、多分マナー的側面で座らない。日本人の行動って、儒教寄りだからなあ。
いつも通り、話が脇に逸れた。
でも当時の私の思考もすでに脇に逸れていた。私は、オリエンテーションの話についていけていなかった。めくるめく英語の波に揉まれて、頭がくらくらしていたのだ。情報量多すぎ。英語ペラペラかよ。
内容はたぶんこんな感じ。
①住居PSOAS(Student housing in Oulu | PSOAS)
PSOASの話に関しては、会社からおっちゃんが来て、説明していた。
「インターネットが開通するのは1月10日だよ。」と言われた気がする。
②授業申請
当時はweboodiというシステムで授業を申請するという説明を受けたが、今は無くなった様子(WebOodin lukukäyttö päättyy | Oulun yliopisto)。「weboodiの閲覧利用が終わった」と書いてある。
自分で書くのは面倒なので、横着してリンクを貼ってみた。英語だけど。
さて、このオリエンテーションの中で、唯一私の記憶に残っている話がある。
それが"noniin"に続いて、フィンランドで2番目に便利な言葉"oho!"である。
1番目は多分これ。Ismo(フィンランドのコメディアン)の"noniin"動画↓
suomen tärkein sana(フィンランドの重要な言葉)
なんか日本語の解説も見つけた。これは良いブログ。
まあ、noniinはどうでも良いのだ。
今はフィンランドで2番目に重要な言葉(と私が勝手に決めた)について。
"Oho."
北海道弁で言うと、
「押ささっちゃった、ごめん」
を一言で表したような言葉だ。
先生たちの説明によると、
スーパーでカートを押していて、それが他の買い物客に当たった時などに、
"Oho."
と言うと、「すみません」と「わざとじゃないんやで」の二つの意味を一言で表せるらしい。"Anteeksi(すみません)"と言うほどではない時に使うのだとか。
毎年留学生と交流しているフィンランド人によると、オリエンテーションの時は毎回この話をしているらしい。でも、後でouluに旅行で行った時、話した日本人はこの話を全く知らなかった。覚えてなかっただけかもしれないが。
ちなみに「押ささった」は「押す」の受動系を表す北海道弁だ。わざとじゃないんだよのニュアンスである。わかるかな。私は理解するのにちょっと時間がかかった。
ただ、これも"Oho"の短さには敵わない。寒いから口を開けたくない時や、内気な人にはもってこいの言葉である。素晴らしい、と言わざるを得ない。説明していた先生2人は、フィンランド人らしく、ちょっと自嘲的・自虐的なジョークとして、この言葉を語っていた。
めちゃくちゃフィンランドっぽい一幕なのだけど、これは伝わるかしらん?
フィンランドの自虐性はこの下のブログのリンクを見ればわかるかも。
私より100万倍ブログを書くのが上手。
それでは〜。uuu!! simaaaa!!