記憶の中のフィンランド

フィンランド留学時代の記憶を元に。アフィリエイトでガッポガポ作戦。

私がブログを書く理由 〜留学先のアパート選びを例に〜

特別お題「わたしがブログを書く理由

 

お世話になります。

うう。しまああです。

 

 

私がブログを書く理由は2つ。

  1. 匂い立つようなお金の匂いがしたから(今のところ、鼻が悪くて発生源は不明)
  2. 後進の方々が留学に行きたいと思った時に、自分で道を見つけられる助けになれば良いなと思ったから。

シンプルだね。

 

 

今回はこの2つの理由について語りたい。

  1. 海外行きたいからお金がほしい。ただ、それだけ。おわり。

    書き始める前はこちらがメインのはずだった。



  2. 今は主にこちらがメインになりつつある。

    私が先輩なら、後輩にすべきことは、選択肢を与えることだと思ってる。

    私は留学をした。自分がした経験については、失敗も成功もよく知っている。たぶん苦労もした。私は正直どう人に頼っていいのか、誰に頼っていいのか、わからなかった。今よりネットの情報も少なかったし、経験も少なかった。

    まあだからこそ、自力でやって失敗するからこそ良いのだと思うこともある。私は失敗から学んできたことも多いしね。

    でも、わからないから他人に教えてほしいと思う気持ちもわかる。近道できるところは近道して、先人が失敗したその先で失敗しても良いとも思う。

    自分でやらなきゃわからない、と思う人は、あえて人の失敗談を知る必要もない。私は人の経験を阻害したい訳ではない。でも、苦しんでほしい訳でもない。

    失敗、失敗と書いたけど、失敗だけに限らない。知るのと知らないのとでは、見え方が大きく変わることがある。知識は役に立つ。ならば、探し求めてきた人には与えてあげられる環境を作ってもいいのではないか。

    だから、私はブログを書いている。

 

 

2. の理由について、例を出してみよう。

知らなくてもいいことだけど、知っていて使わないのと、知らないのとでは、意味が違うという話だ。

 

 

留学先のアパート選びについて。

私が1年間交換留学したOulun yliopisto(オウル大学)では、在学中のアパートの確保に、PSOASという学生用のアパート運営会社を利用することをオススメしていた。

www.psoas.fi

 

 

上記リンクのPSOASのホームページででhousing application(入居申込)をするのだが、この時にApplicant preference(申込者の希望)という項目がある。

 

 

 

私はここで引っかかった。

そこには選択できる項目が2つあった。

 

PSOAS Applicant preferences(申込者の希望)

1つ目。

I prefer to live in a

  • Regular building(レギュラーな建物)
  • Quiet building(静かな建物)

で選べるのだ。

普通に考えたら、静かな建物がレギュラーなはずだが、静かな建物がわざわざ選択できるようになっているということは、静かではない可能性が高いのだ。私は貝のように口を閉じて、これっぽちも話さないのではないかと思うくらい、物静かなので、Quiet buildingを選んだ。

 

2つ目

My attitude towards alcohol consumption in the apartment is

アパート内でのアルコール飲量について

  • Not accepting(え、むり)
  • Moderately accepting(肝臓と相談すれば)
  • Very accepting(肝臓を捧げます)

でこれまた選ぶことができるのだ。

危険の臭いしかしない。とはいえ、留学生などと交流を深めるためにも、ある程度は必要だろう。私はModerate(肝臓はパートナーです)を選択した。

 

親が転勤族の私は、大学に入る前にも数回引っ越しを経験していた。

だから、建物を選ぶときに油断してはいけないことはよく知っていた。

 

 

 

 

そして、現地入りして、蓋を開けてみると、

それは、"私にとっては正解”だったとわかった。

 

左がclub16の建物

 

PSOASが提供する、交換留学生用のアパートでは、1部屋が、自分用の個室と、複数人が利用する共用スペースで分かれていて、2人以上で部屋をシェアする、という形がほとんどだった。

 

そして、私のアパート(18という建物)は2人でシェアする部屋で、共用部はキッチンとトイレ、シャワーのみ。

一方で、隣の建物(16という建物)は4人で共用スペースをシェアしている代わりに、共用スペースがリビングになっていて、ソファが置いてあった。

 

最初は、共用スペースの広い空間と、ソファがあるのは羨ましかった。それに、部屋に複数人留学生がいた方が、英語を話す機会も増える。

 

私以外の日本人の多くは、4人部屋の隣の建物にいた。

 

ところが、しばらく経つと、私はこの部屋でよかったと思うようになった。

その隣の建物"Club16"と呼称されていたのを、私は少し経つまで知らなかったのだ。




夜2時ごろ、隣の建物から爆音が聞こえて、目が覚めた。

partyでparryなmusicが流れていて、誰かがギターをかき鳴らしていた。

後から聞いた話では、騒いでいたのはスペイン人だという。しかも、どうやら、同じ部屋に住む人々は、毎晩のように、騒音に悩まされていたという。

 

後で、フィンランド人の友人に聞いた話では、スペイン人留学生はそういうものだと言われた。

 

 

外国人は元気だなと思った。

日本人も慣れないうちは、この騒音に結構悩まされるらしい。私は建物が静かすぎてわからないけど。時々、うるさいこともあったかもしれない。でも、記憶には残ってない。

 

 

それで、騒音で寝れないと言っていた日本人の友人に、PSOASのホームページの話をした。

「"Quiet"って選択しなかったの?」

「そんなのあった? 覚えてない。」

 

そうか。もしかして、気づいていなかったのか。

まあ、あの選択がどれだけ希望に沿うように配分されるかは知らないけど、そういうことに気がつくかと、住居を選ぶ時に慎重になる必要性を知っているかは重要だと思う。

 

Regular buildingに日本人がいると、一緒にご飯作ったりできるから、何人かはいてほしいんだけどね。間違いなく、複数人のルームメイトと仲良くなりやすいな、とは思うし。交友網はルームメイトと国の数だけ広まるからね。

 

 

とにかく、これが誰かの選択肢になればいいな、と願って。

 

 

 

それでは〜。