記憶の中のフィンランド

フィンランド留学時代の記憶を元に。アフィリエイトでガッポガポ作戦。

留学の洗礼① 〜フランス編〜

お世話になります。

うう。しまああです。

 

 

最近、寝る時間を削って、ブログを書いているせいで、とんでもなく眠いです。

そのくせ、別に面白くもない自伝を語るというね。

アレだわ。アレですわ。

 

アレだね。

(言葉が出てこなかった。)

 

 

 

さて、フィンランドのOulu、マイアパートに着いた私は当然のように食糧の買い出しに行きます。

 

アパートの外見の一部。偶々写っていたから載せてみた。

 

−20℃の世界。寒くて死にそうなので、当然お腹も減る。

17時着くらいの便だった気がするから、アパートに着いたのはたぶん18時とか18時半ごろ。外は真っ暗だ。Ouluの緯度は、北緯65度くらい。ほぼ北極圏(北緯66度33分から北極圏)だ。1月の日照時間は、たしか10−14時くらい。

 

次の日にアパートの窓から撮った写真(11時頃)


何度見ても綺麗な針葉樹林だ。

スーパーがあるのは、この窓から見える林の奥。スーパーなんて無さそうだけど、あるのだ。我らがTokmanniが。

 

 

Tokmanniの写真はない。いつも行くスーパーの写真なんて撮らないよね。

私はパンと牛乳とサラダと肉か何かを買ったと思う。

まあ、私が買うものなんて、いつも一緒だ。

 

とにかく、現地に行ったら、現地の人と同じ食生活をすれば、安く済むはずだという頭があった。食事から現地に馴染んでいく。と言うと、植村直己大先生や高野秀行師匠っぽくてかっこいいけど。切実にお金がないから、ケチっていたというのが実情。

私のresidence permitだとバイトできないって聞いていたしね。

 

フィンランドの大衆的パンの代表格、ライ麦パン(黒くて酸っぱいやつ)も最初はパサパサしているし、なんか酸っぱいし、硬いし、美味しいとは言えないなと思っていた。でも、これも海外で暮らすということなのだとかいう、いつにない崇高な思考をもとに、黙々と食べていたら、なんかいけるかもと思い始めた。途中からはライ麦パンにチーズ乗せて、オーブンで焼いて食べると、酸味が絶妙にあって、旨いと気がついて、好きになった。舌が慣れたのか、他の人が食べても美味しいものなのか、私にはもう判断できないが。

 

あとスープと一緒に食べると、パンがパサパサしているからか、スープを吸って美味しい。

 

これ↓

fazerpro.fazer.com

 

美味しく感じないなら、美味しくなるように食べるしかない。金持ちは札束で叩けばなんとでもなるけど、私は凡人なのだ。舌の方をなんとかするか、工夫をすればいい。

 

え? 納豆?

あれは食べ物だと私は認めていないから、食べ物だと思っている人が食べればいい。

ネバネバ食品は好きだけど、納豆はただのネバネバ物質なのだ。

 

フィンランド来てまで、納豆を作ろうとしていた人もいたから、声援だけ送っておいた。私には、他人の理科の実験の情熱を否定する気はない。情熱は大事。理科の実験で作ったものを食べるかどうかは自己責任だよね。

 

 

さて。

話は1日目に戻る。

私はスーパーで白いバゲットを買ってきた。

2本で2euro以上した気がする。高いから、もう一回買ったくらいで、それ以降はもう買わなくなった。

 

なんだか、不思議な感じのフランスパンだった。

何せ白いのだ。

 

まあ、でもお腹が減っていたから、齧ってみた。

食感がおかしい。柔らかい。

味もおかしい。不味い。

 

なんだ、このクソ不味いフランスパンは。

カリカリさのかけらもない。香ばしさが皆無だ。あえて言うなら、発酵臭はする。でも、パンというレベルに達していない。

なんというか、パンに至れていない。でも、ほら、日本にも白いパンはあるし。

 

 

ん?

パンに至れていない?

 

 

私はパッケージを確認した。

フランスの国旗のマークが入っている。

それだけではない。よくわからないけど、右上の端の方に、時計のマークと時間が書かれていた。

 

あれ?

これはまさかオーブンで焼いてから食べなければいけないのではないか?

そのまま食べることを想定していないタイプのパンなのでは?

 

 

オーブンで焼いてみた(オーブンはコンロと同じくらい大事なので、デフォルトでアパートに備え付けられている)。

 

 

焦げた。

オーブン慣れてなかった。

 

生で齧った痕跡が残る。ただの事故現場。
箸は日本から持って行った韓国の箸。

食べてみると、まるでバケットのような香ばしさがあった。

これはまるで、フランスパンのようではないか。

 

 

うまい。すごいうまいわけでもないけど、焼く前の数倍はうまい。

 

私は気がついた。

これはきっと、焼く前に一口食べて、焼いた後に食べることで、ギャップによる美味しさを演出する商品なのだ。そうだ。そうに決まってる。そうでなきゃおかしい。私がこんな初歩的なミスをするわけが...。

 

 

うん。あるね。

 

というわけで、私はフィンランドでフランスの洗礼を受けた。

恐るべきフランス。

騙された私はLa Marseillaiseでも歌ってフランスに向けて行進したい気分になった。

「市民たちよ、武器を取れ!」ってね。

 

 

良い記事があったので、挿入しておこうかな。どうやらあのコストコにはあの伝説の白いパンの仲間が売っているらしい。

日本ももはや外国だな。

live.kufu.co.jp

私が食べたのは、これの仲間。

フィンランドでは、白いまま一度齧ってから、焼いてから食べるのが一般的だから(嘘)、

皆さんも北欧フィンランドを感じたい時は一度やってみてはいか......んですよ!

 

良い子は絶対マネしないでください。絶対マネしてはいけませんからね。絶対ですよ。フリじゃないですよ。フリじゃないからね。私はダメって言いましたからね。

 

 

それでは〜。uu!! simaaa!!