記憶の中のフィンランド

フィンランド留学時代の記憶を元に。アフィリエイトでガッポガポ作戦。

狩猟民族フィンランド人 〜今も狩猟採集で生きています?①〜

お世話になります。

うう。しまああです。

 

(これより先、グロ注意!!)

 

投稿し始めてまだ一週間も経っていないのに、評価のスターが大層多くついていて、びっくり。たぶんサウナ効果だ。思った以上にサウナは日本を席巻しているみたい。

日本人だけなのか、そうではないのか知らないけど、流行った瞬間、今まで見向きもしなかったことに人々が熱中する現象は興味深い。サウナブームもフィンランド大使館が絡んでいるのではないかと睨んでいるけど、どうなんでしょう。あやかりたいものだ。

 

でも、サウナネタばかりだと私が飽きるので、サウナはまた今度。

サウナネタでブログに人を呼び込んで、他の記事のPage Viewもガンガン稼ぎ、アフィリエイトで目ん玉飛び出るくらい稼ぐのだ。我ながらナイスで素晴らしい作戦だと思う。つまり、スーパーナイス。まあ、いまだにアフィリエイトをよく理解していないけどね。

 

そうだ、目ん玉飛び出るで思い出した。前に鹿の目ん玉飛び出るところ見たけど(ライフル弾を頭に綺麗に当てると起こる)、あれ、結構グロいよね。

あ、食事中の人、ごめんなさい。

 

 

 

はい。

というわけで、今回はフィンランドのgame animal(狩猟動物)事情をかる〜く書きたいと思います。ぬるりと本題に入るスタイルです。

フィンランド人といえば、ハンティング大好きだし、ベリー狩り、きのこ狩りも大好き。つまり、狩猟採集大好き人間が多い、という私のイメージから、フィンランドを紹介する上で、この話題は外せないと思ったのです。

 

私が知っているだけで、同じ授業を受けていた人のうち、数人が狩猟免許を持っていたし、そのうち1人は父親に連れられて、小さな時から狩猟のための森の歩き方などを教わっていたとか言ってた気がする。

 

私とよく話していた、日本語勉強中のフィンランド人は弓矢を使って狩りをするのが、夢なのだと冗談か本気かよくわからないことを言っていた。まあ、気持ちはわかる。弓矢だと、相手の呼吸音が聞こえるくらいまで近づかないといけないから、相手が死ぬか、自分が死ぬかで、死の配分が平等な気がする。そういう意味で、やりたいと言っていたのかは知らないけど。

 

題名はてきとー。

 

 

ところで、

皆さんもご存知の通り、↑英語の名詞gameは獲物という意味。

 

え、知らない?

まあ、私もフィンランド行くまで知らなかったけどね。知識を増やすって素晴らしいよね。

狩猟が貴族の遊びだったことに由来するのかな、とか勝手に想像しているけど、本当の語源はよく知らない。

 

 

 

 

 

 

 

さて。

フィンランドにおける狩猟動物についてだけど、その2大巨頭はhirviとteeriなのではないかと私は勝手に思ってる。確か色々な要因で数が減ってるけど、なんせ食べるとものすごく美味しいせいか、それでも狩猟対象となっている。

日本では、エゾライチョウエゾライチョウ)が数を減らしているのに、それでも狩猟対象から外れないのと一緒。

 

まあ、フィンランドで狩猟はかなり一般的(総人口500万人のうちの10万人以上だったと思う。つまり50人に1人以上)だから、若者も狩猟を続けたいと思っている人も多いはずで、それ故に個体数管理もしっかりしてそうだと勝手に思ってる。

 

 

 

 

話を戻して、

Hirviはヘラジカ(Alces alces)。

英語だとこの辺りではelk。アメリカだとelkはもう少し小さい鹿を指すので注意。mooseでもおけい。

 

車との衝突事故を起こすと、体が大きすぎて、バンパーの上に倒れ込み、角で人を殺してしまうことで有名。もちろんヘラジカは死ぬ。とにかく、事故るとヤバい動物だと聞く。

 

なぜ故、またグロい話を始めてしまったのだろう、私は。

まあ、最初にグロ注意したし、読者さんも許してくれると信じたい。

 

フィンランドには、2005年で11万頭生息と書いてある気がする(Hirvi – Wikipediaより)。

 

私がフィンランドで遭遇した野生のヘラジカの中で、唯一写真をとれたもの

 

フィンランドに留学した私は、トナカイ(【芬】poro)に会いたくて会いたくて仕方がなかったが、トナカイはそこら中にたくさんいることに気づいて、ヘラジカへの情熱へとシフトした。トナカイは基本的に顔がブサイクだしね。

ヘラジカも角が生えていないと、五十歩百歩だけど。

 

ちなみにトナカイは、reindeer herdingって言って、自然放牧の家畜扱いのものと、森にいる野生のものがいる。

ここで言う自然放牧って言うのは、時々捕まえる時以外は、柵もない野に放って、「お前勝手に育てよ」という完全放置プレイをかます不思議な飼育(?)形態のこと。やっていることは、栽培漁業とかに近い。でも、耳にナイフで印が刻まれているから、所有者は誰かわかる。知り合いの兄弟もトナカイを所有する権利を持つ人だから、耳への印の刻み方を親から習ったらしい。見たことはないから、よく知らないけど。

 

だから、狩猟対象は野生の方のトナカイ。私には見分けられない自信がある。

 

あとは南部にトナカイサイズの鹿(Roe deer - Wikipedia)もいたはず。

 

Hirviさんのもっとアップの写真(飼育下@Ranua eläinpuisto)もあるので、載せておこう。

Ranua zooのhirviさん

Ranua zooのhirviさん。角がないと禁じられた森の魔法生物として出てきそうな見た目になる。





 

次にteeri。

teeriはクロライチョウTetrao tetrixLyrurus tetrix)。

日本にはいない、かなり大きいライチョウ

 

野生で見たのは、飛んでいるのを一度だけ。

野外授業の時で、先生が叫ぶように「Teeriだ!」と言って、みんながハッとして、その姿を探したのを覚えている。記憶の中のう〜しま〜フィルターを通すと、みんな涎を今にも垂らしそうにしながら、飛び去るteeriを見ていたような気がする(なにせ、teeriの肉はめちゃくちゃ美味いのだ。留学中は食べる機会に恵まれなかったが、のちに旅行で行った時に、友達の家で食べた。まじかってくらい美味い。どうでもいい話だが、この旅行の時は、留学でマイルが溜まって、飛行機代がタダだった)。

 

写真はあったかしらん。剥製を写真に収めた気がするのだけど。

見つけたら載せよう。

 

ありました。

どーん。

 

teeri metsoの剥製。随分狭いところでポーズを取っていらっしゃる

↑気がついた。これ、teeriじゃないわ。metsoだ! 

この手の鳥の記憶が飛んでいました。間違えました。ごめんなさい。

 

この鳥、レッキングと呼ばれる集団繁殖を行うことで有名で、運が良いと、森の開けたところで求愛行動をしているのが見られるらしい(7つの素敵な鳥の求愛行動 | バードライフ・インターナショナル東京)。

 

フィンランドじゃないけど、動画をご覧あれ↓

 

www.youtube.com

 

hirviにしてもteeriにしても、とにかく、こいつらは美味い。

 

私は両方とも食べた。友達の親やら親戚やらが獲ったものだ。

肝心のhirvi肉シチューの写真も、teeri肉の写真も撮っていなかったようで、見つからなかったけど。美味かったとだけ、伝えておく。

 

ちなみにteeriは、物価の高いフィンランドでも、さらに高めの価格設定(おそらく時価)で提供されるようなので、もう一度食べる機会に恵まれる気が全くしない。

誰か食べさせてくれないかなあ。

 

持つべきものはフィンランド人の友人である。

 

 

 

(このあと、hirviの解体途中の写真載せるので、無理な人は見ないでください。あるいはサッとスクロールしてね。)

 

 

 

 

この2種の狩猟に関する注意事項について。

たしかフィンランドでは、hirviさん用の狩猟免許と小さめの狩猟動物(teeriも含む)の狩猟免許は別なので、皆さんも免許取る時には、注意してほしい。hirviさんと小さめの狩猟動物は免許だけでなく、hunting areaも別だったりする。

 

狩猟をやるのに必要なものは、

・狩猟免許

・銃免許

・射撃試験の証明

・(狩猟グラブの会員証)

だった気がする。

 

道路から100m以内のところで、銃を撃ってはいけない、とか細かいルールもあったはず。まあ、狩猟免許を取る時に試験があるので、欲しい人は学んでくだされ。

詳しくは、狩猟法に色々定めてあるはず。

 

最後に私が遭遇した、hirviの解体風景の写真を載せておきます。

解体見慣れている人から見ると、めっちゃ食べたいという感想しか出てこないのだけど、見慣れてない人が見ると、グロテスクに見えるんだろうなあ。

 

hirviの解体現場

私はこの状態は既に肉だと思ってるから、美味そうだな、と思うけど、「苦手」or「見れない」っていう人もいることはすごくよくわかる。私も人体模型苦手だし。いや、むしろそういう人の方が、まだ毛皮を着て歩いている状態を見て、「肉だ!」って飛びつきたくなる”病気”に罹らないという点では、まともでいいかもしれない。

 

ただ、私はこのシーンに出くわして、「おお。こうやって解体するのか!」と感動したから、写真を載せてみた。この写真見て、興味持つ人もいるかもしれないし。

素人がやると、解体って結構難しいから、綺麗にやっているのを見ると、すごいなって思う。

 

 

ところで、フィンランドのハンターのジャケットはいつもオレンジのイメージがあるけど、動物に逃げられないのだろうか。

 

誰か教えてほしい。

 

 

それでは〜。uu!! simaaa!!