記憶の中のフィンランド

フィンランド留学時代の記憶を元に。アフィリエイトでガッポガポ作戦。

留学の話① 〜動機〜

お世話になります。

うう。しまああです。

 

Unalaskaにアリューシャンマジックを見に行きたい年頃になりました。

自分でも何を言っているのかわからないけど。

norashoten.co.jp

 

 

さて、今回は留学について。

もうこれでもか、ってくらい真面目な話をします。

なので、嫌な人はパスで。

 

なんの意味もないけど、留学してた時の写真を入れてみた。↓

時期的には極夜の時だけど、普通に深夜。家への帰り道。

 

 

日本の留学のイメージは未だに堅苦しい

と私は思う。

 

留学に行くと言うと、「凄いね」と言われる。

岩倉具視使節団じゃないんだから、別に凄いことはしていないのさ。と言いたい。

まあ、他人がやってたら、すげーなーと思っていたから気持ちはわかる。わかるんだけれども。でも、すごくないのだ。ないったらない。

 

というのも、凄いと思われているせいか、「留学」というだけで何やらめちゃくちゃ学んでこなければならない雰囲気がある。明治時代から、留学に対する印象が変わっていないんじゃないか、と思ってしまう。

 

なんだか、敷居高くて、めっちゃ怖い。私はあの雰囲気が怖くて、留学行くの結構嫌になった。なんでそんなに難しく物事を考えているのかわからない。

 

いや、”今”もあの雰囲気があるかは知らないけど。

私が行ったのは数年前だしね。

 

例えば、例えは物凄く微妙だけど、先日の自民党女性部のフランス視察の話を見ていると、ちょっとそのケはある気がする。日本経済の不調具合が、最近になって誰の目にも明らかになって、みんな荒んでいるのを抜きにしても(今になって思い返すと、2010年代の私の留学中にもすでに経済不調の兆候は見えていたわけだけど。それはまた今度)。

 

何も学んでいないなら、高い税金使うなってやつ。

あとは、写真で見たり、動画で見たり、オンライン講義を受ければ海外のことが十分わかるでしょ的な書き込みがある。

 

こういう雰囲気って、税金使う使わないに関わらず、結構私は怖い。ビビる。

学生なんて、親のお金を使うことが多いから、ビビってしまう。

え、そんな高尚なことは学べないよ。無理無理。

 

 

でも、学ぶってそんなシンプルなプロセスを指すのかな?

というのが私の疑問。

 

教科書は読めばそれがそのまま知識になるけど、実学はなんだかよくわからないところから、学びを得る。

 

海外に行くっていうのは、肌で感じて「意想の外に出るに驚嘆(ともみんの言葉より。岩倉具視 - Wikipedia参照のこと)」の部分が大事なのであって、ネットで写真やら動画やら見ているのとは全然違うと私は思う。ネットっていうのは、絵を見ているのと大して変わらない。実物がピクセルデータに置き換わった時点で、解像度が下がるのだ。

 

わかりやすく言うと、教科書で読むのと、実物を見るのとじゃ、全然違うって話。

あるいは、好きなアーティストのアルバムリリースされた時に、780MBくらいのCD音源(これ自体が非可逆なのはおいておく)で聴くのと、それを圧縮した80MBくらい非可逆圧縮音源で聴くのとじゃあ、耳ひっくり返るくらい全然違う(我ながら、なんてわかりやすい例えなんだ!)。

 

え、わかりにくい?

ライブで聴く音と、家帰って、データ化された音を聞き比べると、耳ひっくり返るくらい音が違うのだ、という話。

これならわかるはず。

 

話を戻そう。

私が言いたいのは、海外に行った時の肌感ってものは絶対あるってことだ。

しかも、それは学ばなければいけないものでも、学んだという実感がすぐに湧くものでもない。後からじわじわと、あの時こうだったなと思い出して、行動決定の指針となるものなのだ。

 

ライブとネット音源の違いを、口で説明できないのと同じだ。経験として、活きるものだと思う。

 

自民党女性部を擁護したいわけではないし、税金がどうこうの話はこのブログの趣旨に合わないから、何かを主張したいわけでもない。実際何をやったのかも知らないしね。

ただ、そういう側面もあるんじゃないかな、という話。

 

このことをあらゆる人に知って欲しいと願ってはいるけど、この気持ちは届くのだろうか。届け。届いちゃえ。

 

ただ、今は本当に日本経済悪いからなあ。

 

私もお金がない。お金が欲しい。

アフィリエイトでガッポガッポ稼ぐぞ〜。

 

 

 

 

話を戻して、留学の話。

 

まず、留学で悩んだ時はこの動画がおすすめ↓

www.youtube.com

豆夢(トム)まじ最高。アメリカ大使館の動画だけど。

私はフィンランドをおすすめしているけど、豆夢とは友達になりたい。

9個動画があり、全部みるとかなりの満足感。

 

 

 

さて、私の動機は簡単。

「一生仲良くできる外国人の友達が欲しい!」

フィンランドにもう一度行きたい。今度は長く行く」

の二つだった。

 

ほら、なんか外国人の友達いるってかっこいいし。

フィンランドにもう一度行きたいと思ったのは、一度目に行ったとき、なんとなく気に入ったから。そのとき、もっと長くいたいと思ったし、もっと知りたいと思ったのだ。この話はたぶん今度。

 

ただまあ、そんなことをペラっと人に話したものだからもう大変!

 

ちょうど就活していた頭の良い先輩に、

「そもそも外国人の友達なら日本にいても作れるじゃん」

「それじゃあなんで行くのかわからないよ。ちゃんとした目的もなく行っちゃダメじゃない?」

と言われ、当時の私はわからなくなってしまった。

 

っていうか、行っちゃダメってなんだ?

 

確かに、留学先選定とか、面接で納得できる材料を考えた時に、人に見せる用の留学目的は要るけど、元々の目的なんて、どんなものでもいいのだ。世の中には、建前と本音というものがある。それに、人に見せる用の留学目的は、拙いものだけど、当時の私なりには作っていた。

 

面接官が知り合いだったのもあったかもしれないが、書類選考も面接も受かったから、実際何も(?)問題はなかったのだ。ただ、それを私に説明してくれる人は、当時の私の周りにはいなかった。私は当時、豆夢を知らなかったのだ。豆夢なら助けてくれたと思う。

 

「いや、留学の面接では、留学行かせて大丈夫かと、何かを得ようとしているかという意欲を見てるのであって、就活生的な自己分析や明確な目標設定は必ずしも必要ないんだよ。あった方がいいけどね。あった方がいいけどね。」と当時の私に言いたい。これで合ってるのかは知らんけど。まあ、私のレベルの人にこちらから留学は勧めないけど、本人が行きたいと言っているなら、行けばいいと思う、くらい。

少なくとも落とすことを目的とはしてない。競争率が高くないのであれば、私なら、夢を拾ってあげたい。

 

まあ、就活生は全ての思考に就活思想が侵食して大変なのだ(のちに、就活生になったときには、みんな習った通りに決まった受け答えをすることに、気持ち悪さを感じて、辟易したものだけど、それはここではどうでもいい)。とにかく、先輩も就活中で大変だったのだと思う。

 

ちなみに、私は死ぬほど真面目なので、先輩の言葉を真っ直ぐに捉えて、超悩んだ。その期間、3年くらい。

留学中も、留学終わった後も。あの先輩もそこまで悩んでるとは思うまい。

ふはははは。なんか勝ったぜ。

 

 

色々答えが出たのは5年後くらい。

生活や研究や仕事のあちこちで、「あ、留学してめちゃくちゃよかったな」「これ、めっちゃ役に立ってるな」という場面が増えてきて、積み上がっていくと、留学が自分の中でめちゃくちゃ意味を持ってきたからだ。

 

まず、フィンランドは控えめに行って好きだった(あそこは良い国ですぜ)。1年滞在して国が好きになることがどれだけ一般的なことなのかは知らないけど、1年いて、1年いた場所が好きってことが良い。好きなものが一つでも増えるって最高でしょ。

 

そして、なにせ、外国人の友達がいるってことは、それだけでめちゃくちゃ良い。幸せって、結局自己満足だから、長期にわたって自己満足を与えてくれる存在はめちゃくちゃ貴重だ。たまーにやりとりするだけで、楽しい思い出が溢れてきて、顔がにやける。コロナのせいで、最近は疎遠だけど。アフィリエイト?でお金をガッポガッポ儲けたら、すぐにでも会いに行く。

 

他にも、あの時、英語に苦しんだせいで、カタコトの英語で、電車で横に座った外国人から情報を得られる。英語がわかるだけで、ネットでも日本語の10倍くらい(てきとー)は情報を得られる。それだけ話者も使用者も多いからね。日本語なんて1億人しかいないから。AIがもっと発展するまでは、多分必要な技術。

 

さらにさらに。話題の幅がめちゃくちゃ広がる。会社の年上のおじ様、なぞに偉い人への受けがいい。私はおじ様より妙齢のおねーさまと仲良くなりたいのだけれど。あ、妙齢のマダムたちとも、仲良くやっております。お母さん受けがいいもので。

 

最後に、生き残る力が異常につく。

早めに苦しんで、もがけばもがくほど、後がラクになる。英語じゃないから、日本語喋れるだけでなんとかなる感じがする。苦しまないで済むなら苦しまない方がいいけど、苦しみは望まなくてもやってきたりするから、ある程度の耐性は大事。

自分を助けられるのが、自分だけだと気づくから、自分の足で立てるようになる。

海外いると、思い通りに行かないことが増えるから、諦める力もつくし、なんとかなるさーの精神が身につく。

これが最強。

 

 

とまあ、そんなわけで。

留学っていうのは行ってみれば、なんとかなるので、後先考えず、行きたいなら行けばいい。

やりたいことやって、苦しむなら仕方ない。でも、行かなくてもいい。行きたくないなら、そうすればいい。

 

私は行けとも行くなとも言わない。

私は行ってよかった。本当に。

ただそれだけ。

 

 

結論としては、

①留学の動機は軽いもので構わない。

②人を説得するときに必要な目的はてきとーに用意しよう。

だって、外国人なんて、「あまりこっちの方来たことなかったから」という理由で留学している人がめちゃくちゃ多い。欲望に忠実。日本人みたいに細かい人は、あまり見ない。

 

動機があれば、あとは、書類出して、飛行機のチケット買うだけ。

楽勝。

 

あ、お金に関しては奨学金の制度をじっくり見ましょう。

留学用の奨学金は返還しないでいいものも多いので、金銭面は不安でもなんとかなる人もいるかも。一番良くないのは情報を知らないで、諦めてしまうこと。情報は大事。

 

 

それでは〜。uu!! simaaa!!


ところでなんなのだろう? この挨拶。