お世話になります。
うう。しまああです。
友人にやりたいこと多くて困る、という話をしていると、
「何したいの?」と聞かれるから、
「イッカク見に行きたいから、グリーンランドに行きたいんだ。」と話すのだけれど、
「そもそもイッカクってなんぞ?」と聞かれることにショックを受けて、最近では口にしなくなりました。
うう。しまああです。
こっちがやりたいのは
私「イッカク見にグリーンランド行くんだ」
友「はあ? それだけのためにそんな遠くに行くの? 頭おかしいんじゃない?」
私「そんな褒めないでくださいよぅ」
というやりとりがしたいだけなのに。
うん。何言ってるかわからんね。
というわけで、本題より先にイッカクの布教活動をしなければ。
短い動画があったので、どうぞ!
「世界で最も奇妙な生き物」なんて題をつけてるんじゃあねえよ。
イッカク様に失礼だろうがっ!
さて、気になるイッカクの角について。
昔、ヨーロッパでは、「角(tusk)には、まじっく・ぱわーがあると信じられており、毒を中和したり、憂鬱を治す力がある」とされていたようです(Narwhal - Wikipediaより)。英語版の方が内容が詳細だけど、日本語版もあります(イッカク - Wikipedia)。江戸時代には、すでに日本でも知られていたみたい。
これ、見たくないですか?
私は見たい。超見たい。
ツノ、触りたくないですか?
私は触りたい。超触りたい。
馬の額にツノのせて、「見て見て、ユニコーン!」とかもやりたい。
無理か。
ま。イッカクは置いておいて。
今回はフィンランド映画百選だっけ。
あ、100本もフィンランド映画知らないわ。
よし、ノリと勢いでフィンランド映画を適当に語ります。
そもそも何故、今回映画の話にしたかというと、「ブレスレス」を少し前の記事で紹介したから。
たまたまamazon primeで見れることに気がついたから、そのまま、見てみたのです。
リンクあげいん。
この映画は、SMプレイが主題(?)となっています。映画を見るとわかる通り、フィンランドでは、SMプレイにvihta(白樺の枝葉を束ねた、サウナで使う健康グッズ)を使用します。あくまでも、健康に気を使いながら、SMしちゃうわけですね。
道理で、私はvihtaで「気持ちいい!」となれなかったわけだ。SMの素養がなさすぎたんだな。残念。
というのは、まあ全部嘘なのだけど。
映画の感想を少し。
SMって格好がエロいなと思ってたけど、見ると、ちょっと理解できないってなった。
見るからに痛いもん。
ちなみに、痛い系の映画だと、『あのこと(ABOUT THE MOVIE|映画『あのこと』 公式サイト)』が圧倒的におすすめ。フランス映画だけどね。素晴らしい映画ですぜ。
映像なのに、「痛えよ。イデデデデ」となるので、注意。カップルで見ない方がいいかも。
ただ、このブレスレス。
主演の男俳優さんの演技が素晴らしい。表情がいい。すげー。
なんやかんや、目を離さず最後まで見れた時点で、いい映画なんだろうと思う。主人公である旦那さんが、死んだ奥さんのこと好きすぎて、子供が放置気味で、なんだか可哀想だったけどね。
この映画、原題は"Koirat eivät käytä housuja"でこれを直接英訳したものが、英題"Dogs don't wear pants"「(意訳)犬が服着てんじゃねぇよ」になってる。中身を知っていると、かなり攻めてる題名なんだよなあ。この題名でフィンランドの映画館で普通に上映されていると思うとすげー。
それにしても、靴を舐められるって、どんな気持ちなんだろう。
そのあと、靴拭かないといけないから、かえって大変じゃないのかな。
不思議。
さて。
個人的にフィンランド映画のいいところは、「おお、フィンランド語だぜ!」とテンションが上がること。女性も低い声で、ドスが効いてて好き。もはや、フィンランド“映画”である必要はないんだけど、フィンランド語聞く機会なんてそんなにないもんだから、それでも嬉しい。
なんとなくなのだけれど、フィンランド映画は、私が普段見る映画とは、少し毛色が違うからか、まだ好きな映画に出会えてない。
Aki Kaurismäkiの「過去のない男(過去のない男 - Wikipedia)」然り。Aki Kaurismäkiは他にも沢山映画を作ってる監督。他の作品を見てみるのは、手かもしれない。
「かもめ食堂(かもめ食堂 - Wikipedia)」しかり。まあ、これ日本映画だけど。っていうか、見ても特に何も感じなかった。日本映画は「蜘蛛巣城」とか「誰も知らない」とかが好き。「AKIRA」をまだ見れていないのは申し訳ない。
「ククーシュカ(ククーシュカ ラップランドの妖精 - Wikipedia)」然り。と思ったら、これ、フィンランド映画じゃなくて、ロシア映画だった。びっくり。これはサーミ語(サーミは北欧あたりの原住民)聴けるのが神。何サーミかわからないけど。サーミにも色々種類があるのでね。あと、鮭の捕まえ方が面白い。
まあまあ、いいなと思ったのは、「Tytöt tytöt tytöt(映画『ガール・ピクチャー』オフィシャルサイト)」かな。題名は、「これだから女の子はもう!」みたいな意味だと私は捉えている。ただ、もう一回見たいって感じではないから、好きってほどではない。でも、一回見る分には結構いいと思う。フィンランドの高校生も、日本の高校生みたいに、恋愛やら何やら大変なんだなあ、と思える。
こうしてみると、半分はフィンランド映画じゃないじゃん!
フィンランド映画語れるほど見れてないじゃん!
やってること無謀じゃん!
ただまあ、見たやつに関していうと、ググッとこないんだよな。グググググッと来てくれない。
「Armi elää!(映画『ファブリックの女王』オフィシャル・サイト)」と
「Miesten vuoro(サウナのあるところ)」はまだ見てない。特に後者はめちゃくちゃ興味ある。ドキュメンタリーは常に面白い。あらすじはリンクで確認してください。私は知りません。
あと、unknown soldierはフィンランドの映画では、外せないはずなのだけれど、まだ見れていない。ロシアとの戦争の話だと思ってるけど、合ってるかなあ。フィンランドの独立記念日で、毎年のように上映されるとか、されないとか。映画化されるのが3回目らしいから、そのことからもフィンランドにおける、この映画の立ち位置がわかる。
ちなみに、スウェーデンの映画だけど、サーミの血はよかった。これはもう一度見たい。
これは、神映画だ。と思っているけど、果たして一般受けするのかしらん。
あと、民族系でいうと、フィンランドじゃないけど、この映画がよかった。伝統的な生活を営むイヌイットの話。デンマークはグリーンランドの話でござい。植村直己(植村直己 - Wikipedia)の小説を思い出すぜ。
イッカクの島グリーンランド。この映画、イッカク出てこないけどね。
最後にめちゃくちゃどうでもいい話だけど、
最近の日本の映画で見たいのは、
是枝監督の「怪物(映画『怪物』 公式サイト)」と
はやおっちの「君たちはどう生きるか(君たちはどう生きるか - スタジオジブリ|STUDIO GHIBLI)」かな。
はやおっちの新しい映画は、ヒッチコックの「鳥(鳥 (1963年の映画) - Wikipedia)」を思い起こさせるから、見てほしいと友達に頼まれたから。私たちくらいの若さで、「鳥」見てる人多くはないから、見て共感して欲しいみたい。
気持ちはよくわかる。
趣味がメジャーじゃないと、合う人と少し感情を共有できるだけでめちゃくちゃ嬉しい。
ふっふっふ。映画の話になると止まらないぜ。
いや、最後までフィンランド映画じゃねえけどな!
フィンランド映画を題名につけたものの、フィンランド映画はあまり語らないスタイルってことでご容赦いただければ。
う〜ん。言い訳するほど辛いな。
逃げよう。
それでは〜。uu!! simaaa!!